「ほ」で始まる不動産用語

ボイドスラブ工法

コンクリート床スラブに円筒状の穴をあけて中空にし、25~35cmくらいの厚さにする工法のこと。
スラブ厚に対する重量が軽くなり、強度や防音効果は高まる。
床全体で梁の役目も果たすため、天井が平面的になって、間仕切り壁を容易に変更できるようになるのもメリット。

ボウウインドウ

弓形に張り出した出窓のこと。

防雨コンセント

雨がかからないよう、コンセント部分を下に向けたり、防雨カバーをつけたコンセントのこと。
屋外の洗濯機、給湯器、ガレージ、電飾看板などの電源として、建物の外側に設置する。

防音サッシ

窓やドアなどの開口部から入ってくる空気音を遮断する高性能サッシのこと。
500Hz以上の中高周波数帯で25dBの音を減らす効果がある。
サッシの気密性が高いほど遮音性も高いため、アルミよりも樹脂の方が、また、一重サッシよりも二重サッシの方が防音効果が大きい。

防火構造

建物の周囲で火災が発生した際、外壁や軒裏の延焼を30分以上防ぐことができる構造のこと。
具体的には、外壁の屋外側を鉄網(ラス)モルタル塗りやサイディング貼りなどにしたり、壁内の間柱や下地に石膏ボードを貼ったり、または準耐火構造などにすること。
都市計画法で定められた準防火地域や防火地域では、防火構造であることが求められる。

防火設備

火災警報機、消火栓、スプリンクラー、防火シャッター、排煙設備、煙感知器、避難階段、救急袋、など、火災が起きた際に炎が回るのを防ぐための設備。
通常の火災による火や熱が加えられた際、20分間(防火区画の際は1時間)は加熱面以外に火災を出さない遮炎性を持っていることと規定されている。

防火地域

都市計画に基づき、火災を防止するため特に厳しい建築制限が行なわれる地域のこと。
地階を含む階数が3以上、または延べ面積が100㎡を超える建築物は耐火建築物とし、その他の建築物は耐火建築物または準耐火建築物としなければならない。

防蟻剤

木造住宅へのシロアリ被害を防ぐために使われる薬剤のこと。
予防剤、駆除剤、予防駆除剤、土壌処理剤などの種類がある。
神経毒性を持つ有機リン系・ピレスロイド系の殺虫剤が多用されるが、シロアリの成長や生殖阻害効果を持つベイト剤などでコロニーの全滅を図る手法もある。

防災街区整備地区計画

火事・地震が発生した際に延焼防止・避難確保のために支障を来している地区について、公共施設などの防災機能を整備しようとする計画のこと。
条件として、用途地域が定められていること、特定防災機能を確保するだけの公共施設がないこと、特定防災機能に支障を来していることが挙げられる。

防災センター

防災・消火設備を一ヶ所で監視・制御し、集中管理をする中央管理室のことで、防災監視室ともいう。
火災が発生した際に、早期発見、初期消火、避難誘導などをスムーズに行うために設けられたもので、総合的な防災・消防システムを備えた拠点。
建築基準法では、高さ31mを超える高層ビル・マンションや、床面積1000平方メートルを超える地下街などに設置を義務付けている。
一定の資格を持ったオペレーターが常駐する。

報酬額の制限

宅地建物取引業者による媒介または代理によって、宅地建物の売買・交換・貸借が成立した際、所定の報酬を受け取ることができる。
報酬額の上限は、宅地建物取引業法により国土交通大臣が告示で定めるものとされており、宅地建物取引業者はその告示の規定を超えて報酬を受けてはならないという制限がある。
このような宅地建物取引業法の規定を受けて、昭和45年に建設省告示宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額を定める件(いわゆる報酬告示)が告示されている。

防水パン

洗濯機を置くために、防水性の高い材料で作った排水口を持つ皿状の受け台のこと。 固定位置で、洗濯機専用の給・排水設備が付いている。
洗濯機を置くための防水パンを洗濯パンという。

法定更新

賃貸借の住居で、契約期間が満了したにも関わらず、借主と貸主の間で更新契約が行われなかった際にも、法律が更新契約をしたとみなし、以前と同じ条件で賃貸借人はそこに住み続けることができること。
法定更新によって、借主は以前と同じ条件でそこに住む権利があるが、期限の定めがないので、貸主に契約解除されればすぐに出ていかなければならない。

法定相続分

相続人のうち誰がどれくらいの財産を受け継ぐか、民法で定めた割合のこと。
配偶者、子、親、兄弟姉妹、それぞれの相続分が相続順位ごとに指定されている。
遺言や遺産分割協議で、法定相続分とは違う分け方をしても構わない。
相続争いがあり、家庭裁判所の調停・審判や訴訟で分割する際は、法定相続分が基準になる。
また、相続税を計算するときにも法定相続分の割合が用いられる。

法定地上権

不動産の競売が行われた際、法律によって設定されたとみなされる地上権のこと。
地上権は、本来契約によって設定されるが、同一所有者に属する土地、または建物について抵当権が実行された際は、建物はその存立根拠を失ってしまうので、建物のために地上権が設定されたものとみなされる。

防犯金具

ガードプレートやドアボスなど、玄関ドアから侵入する犯罪を防ぐために、錠前と併用して付ける金具のこと。
ガードプレートは、外側からデッドボルトが見える彫り込み錠の際、バールなどによるこじ開けを防いでドアを補強するもの。
ドアボスは、丁番の軸しんを外してドアごと取ってしまうドア外しを防ぐために、丁番側のドアから出っ張った突起部分をドア枠の穴に埋め込んで固定するもの。

防風層

木造一戸建ての通気層工法の外壁などで、通気層に面した断熱材の内部に雨水や外気が侵入しないように設ける層のこと。
通気性がなくて、防水性が高いと同時に、断熱材に含まれた湿度を排出できるように一定の透湿性を持つことが求められる。
通常は、透湿防水シート、シージングボード(軟質繊維板)、薄いプラスチック系の断熱材(ポリスチレンフォームなど)が用いられる。

法務局

土地や建物の登記簿が備えられており、その権利関係を調べることができる。
また、公図を閲覧して土地の位置関係や道路との関係などを確認することもできる。

法律行為

法律関係を変動させようとする意思に基づく行為のこと。
契約、単独行為、合同行為がある。
なお、意思表示は法律行為の主要な要素であるとされている。

ボーダークロス

室内クロスのひとつ。
壁面の上部または、中央部にラインがでるようにデザインされたクロス。

ポータルサイト

インターネットで情報を検索する際、ユーザーがアクセスする最初の窓口となるサイトやホームページのこと。
ポータルサイトにはネット上を検索する機能や情報をカテゴリー別に分類したコーナーなどがあり、目的の情報を持つホームページへジャンプできる。

ポーチ

建物の屋根とは別の庇(ひさし)を持ち、玄関から張り出している部分を庇型ポーチという。
また、外壁にくぼんだ空間を造り、その内側に玄関ドアを設けた部分を寄り付き型ポーチという。

ボーナス返済

住宅ローンの一部を年2回のボーナスにまとめて返済する方法のこと。
ボーナス併用返済、ボーナス時増額返済などという。
ボーナス払い月は、毎月返済額とボーナス時加算額の合計金額になる。
ボーナス時加算分は借入金額の2分の1以内。

ホームエレベーター

2階建て、3階建てなどの一般家庭に取り付けるエレベーターのこと。
高齢者や階段の上り下りが不自由な家族がいる際によく設置される。
省スペースやドアの開閉方向を変えられるタイプが登場し、より取り入れやすく進化してきた。

ホームオートメーション

最新のエレクトロニクス技術を導入した家庭用管理システムのこと。
頭文字をとってHAともいう。
外部の電話を使用し、エアコンや電気器具の操作、風呂の給湯、異常時の警報や通報、金融機関との決済、宅配ロッカーの開閉などができる家庭用管理システムのこと。

ホームセキュリティ

ホームオートメーションの一部で、火災やガス漏れ、盗難などから住まいを守る防犯システム。
住宅内に取り付けたセンサーが異常を感知すると、警報を鳴らしたり、契約している警備会社などへ自動通報する。
分譲マンションでは各住戸の防犯装置と管理室の管理パネルを直結して集中管理することが多い。

ホームヘルパー

日常生活に支障がある高齢者の家庭に派遣され、身体介護や家事援助を行う福祉専門職。
介護保険の在宅介護サービスの中核を担う。
ホームヘルパーになるには、厚生労働省が定めた実務を含む養成研修を受講する必要がある。
カリキュラムは、内容と研修時間に応じて1級から3級までの3ランクに分かれており、その他に継続養成研修がある。

ホールダウン金物

アンカーボルトよりも長い、布基礎にあらかじめ埋め込んでおく棒状の金物のこと。
1階の床組の水平材(土台)に開けておいた穴に通して、柱の側面にボルトで締めて緊結する。
3階建て住宅などでは、水平方向の力により柱が土台から浮き上がることを防止する効果がある。

保温材

建物の床、壁、天井、空調装置のダクト、給湯管などから熱が逃げるのを防ぐための材料のこと。
保温と同時に保冷の機能もあるので、保温保冷材ともいう。
素材は大きく有機質系と無機質系に分かれる。
有機質系は、コルク、毛、軟質繊維板、発泡プラスチックなど。
無機質系は、石綿・岩綿などの天然鉱物、グラスウール・ロックウールなどの人工無機鉱物、珪(けい)藻土・珪酸カルシウムなどがある。
形は板状、フェルト状、筒状など。

ポケットパーク

マンションの敷地内に設置された小さな公園のこと。
遊具を置くほどではないが、子どもの遊び場や住民の憩いの場になる。

保険加入者ホーム

公的な高齢者向け住宅のひとつで、厚生年金保険や簡易保険の加入者向け施設。
カーサ・デ・かんぽ浦安、サンテール千葉の2か所がある。
入居金は公的ホームにしてはあまり安くないが、施設のグレードが高いため人気がある。
サービス内容は民間の有料老人ホームと同様で、介護保険の対象。

歩車共存型

大規模マンションの敷地計画のひとつ。
自動車が駐車場に入る時のアプローチ(車路)と、人がエントランスに行くまでの歩行者路が共通しているケースのこと。
駐車場から住棟のエントランスまでの距離が近く、荷物の出し入れや雨の時などに便利。
安全性に対する配慮が必要。

歩車分離型

大規模マンションの敷地計画のひとつ。
自動車が駐車場に入る時のアプローチ(車路)と、人がエントランスに行くまでの歩行者路が別々になっているケースのこと。
駐車場から住棟のエントランスまでの距離が遠く、荷物の出し入れや雨の時などは不便。
安全性の面では優れている。

保証金

首都圏では、主に事業用物件の賃貸契約の際、借主が貸主に支払うもので、意味合いとしては敷金と同じ。
関西では、居住用賃貸物件において保証金という形式を取ることが多い。
退去時には、ここから敷引きがさし引かれて返金される。

保証債務

主たる債務者の債務を、別の者が保証したとき、この保証人の債務を保証債務という。

保証書

所有権移転登記を申請しようとする売り主が、登記済証を紛失している際、登記済証の代わりに作成する書類のこと。
売り主がその不動産の真正な所有者であるということを2名の保証人が保証するという内容。
保証された者が真正な所有者でなかった場合は、保証人は損害を受けた者に対して民事上の賠償責任を負うことになる。

保証料

住宅ローンを借りる際、金融機関が指定する保証会社に保証料を支払い、保証委託契約を結ぶ。
万一、ローン返済が一定期間以上滞った場合、いったん保証会社が債務者の代わりに返済を行い、その後、債務者は保証会社に返済を行うことになる。
フラット35の場合は保証料は不要。
また、銀行ローンの中にも保証料無料や、借入時の保証料が不要(その分を金利に上乗せする)なものがある。

補助人

被補助人に対して、補助開始の審判のときに、家庭裁判所が職権で選任する補助人のこと。
補助人は、家庭裁判所が必要と判断したときには、特定の重要な財産行為について同意、代理する権限を持つ。

ポスト&ビーム

ログハウスの工法のひとつで、柱と梁をログ材で構成したタイプ。
必要に応じて筋かいを組み合わせる。
日本の伝統的な工法である軸組工法(在来工法)に似ており、農村の古民家に近い。
丸太の使用量が少ないので、ログハウスのなかでは材料費が一番安くつく。

補正

不動産登記の申請後、申請情報・添付情報に不備があったことが判明した際、申請人が不備を直すこと。
オンライン申請の際には、補正もオンラインで行なうこととされており、窓口に出頭しても補正できない。
書面申請または郵送申請の際には、補正も登記所の窓口に出頭することとされており、郵送で補正することはできない。

保存登記

土地や建物について初めて行う所有権の登記のこと。
所有権の保存登記は、登記簿の甲区に所有権保存 所有者Aのように記載される。
表示登記は義務だが、保存登記は自由。
ただし、保存登記がないと所有権の移転や抵当権の設定などが出来ない。

蛍スイッチ

廊下や階段、玄関、トイレなどで、暗くてもスイッチの位置がわかるよう、スイッチの部分が光っているもの。

ホテルロック

ホテルの客室ドア専用に採用されている自動施錠型ケースロックのこと。
ドアを閉めると、ラッチボルトで空締まり状態になると同時に室外側のノブやレバーハンドルが固定されるため、鍵を使わずに施錠される。
室内側からは、把手を動かすことで常時開閉できる。

掘りごたつ

椅子に腰掛けるような形で、足を伸ばしてこたつが使える。
和室の床が深く掘ってあり、そこにこたつの熱源を入れ、上にこたつ机を置く。

掘り込み式駐車場

住宅の敷地が前面道路より1~3m高くなっている際、敷地の一部を掘り込んで作った駐車場のこと。
シャッターを閉めれば、風雨や直射日光から車を守ることができる。

保留地

土地区画整理事業において、換地処分される宅地の、減歩された土地の中で、一般人に売却されて事業資金に充当される部分のこと。

ホルムアルデヒド

有害化学物質で、シックハウス症候群や化学物質過敏症などにつながる室内空気汚染源のひとつ。
さまざまな建材、家具、生活用品の接着剤や防腐剤などに使われている。
この物質の含有量が少ない建材を使うホルムアルデヒド対策が建築基準法で義務づけられ、JASとJISに共通の基準が定められている。

ホワイエ

フランス語でたまり場、団らんの場の意味。
劇場・会議室・ホールなどの入口から観客室に至る広い通路空間で、客の待ち合わせ場所、幕間の休憩や歓談、社交の場として使われる。
ホテルなどではラウンジ、ロビーと称するが、ホワイエも同意。

ボンエルフ

boneruhu

住宅地内の道路において、自転車や自動車を低速で通行させるための歩車共存型のコミュニティ道路。
街路を蛇行(クランクやスラローム)させたり、ハンプ(路上の起伏)を付けたりして、通行する車のスピードを抑える工夫をしている。
歩道を設けずに、生活者の快適性や子どもが遊べる安全性の確保と、景観形成が重視されている。

本下水

下水道の処理区域では、汚水を各住戸の浄化槽で浄化する必要がなく、そのまま公共の下水道管(汚水管)へと放流することができる。
このことを、公共の下水道管(汚水管)が完備しているという意味で、本下水と呼んでいる。

本体工事費

本体価格とも呼び、基礎・土台から構造体の工事、内装・外装や設備機器などの材料費・工賃合計のこと。
設備にかかわる工事費用には、ここに含まれないものがある。
屋外1m以上の給排水工事(水道管の引き込みや受水槽の設置)などは除外されることが多い。

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