「て」で始まる不動産用語

手洗いカウンター

トイレ内の壁面などに設置した手を洗うための設備。
便器のタンクに付いた手洗い器のように体の向きを変えることがなく、便器を濡らす心配もない。
下部に収納スペースが付いていると、紙類や掃除道具などを収納できて便利。

DK

ダイニングとキッチンのこと。

定期借家制度

借地借家法の一部が改正され、平成12年に導入された制度。
従来の借家契約では、正当な事由がない限り契約の更新を拒否できなかったが、契約時に更新がなく期間の満了により契約が終了することなどを公正証書などの書面を交付して説明することにより、期間満了に伴い借家契約を終了させることができる。
平成12年3月1日以降の借家契約では、従来の借家契約、定期借家契約のいずれかを選択することができる。

定期借地権

定期借地権は、平成4年8月1日から施行された新借地借家法に盛り込まれた新しい土地の権利関係で、契約期間や用途、契約内容によって一般定期借地権建物譲渡特約付き借地権事業用定期借地権がある。

定期借地権付住宅

マイホームの分譲で主に利用されるのが一般定期借地権付きの住宅。
土地を地主から50年以上の契約で借り、そこに建物を建てる。
契約時に保証金または権利金を払い、契約期間中は地代を払う。
契約期間が終われば、建物を取り壊し、更地にして地主に返す仕組み。
土地を所有する際と比較すると、住宅取得費用がかなり抑えられ、同じ規模で比べると一戸建ては半額程度、マンションなら7割程度で取得できる。
借地権には地上権と賃借権がある。

提供公園

大規模なマンションで、居住者だけでなく周辺住民にも開放され、自由に使える公園のこと。
マンションの敷地の一部のように見えるが、所有権は市町村に移してあり、管理も任せる。
マンションの敷地とはフェンスなどで区切られていることが多い。

提供ローン

不動産会社が金融機関とあらかじめ提携していて、不動産会社が販売する不動産の購入者に融資する資金のこと。
すでに物件の審査が終了しているので、購入者の資格に問題がなければ比較的スムーズに借り入れできる。
物件にもよるが、物件価格の90~100%まで借り入れられることもある。

停止条件

将来発生することが不確実な事実を契約等の効力の発生要件とする際の不確定な事実のこと。
例えばうまく入社できたらこの家を安く売買するというような契約をしたときは、入社することが停止条件であり、このような契約を停止条件付売買契約という。
入社できたことを条件の成就といい、そのとき売買契約の効力を生ずる(民法127条1項)。停止条件に対するものを解除条件と呼び、解除条件付売買契約では、 反対に、契約のとき売買の効力を生じ、入社できなかったときは、解除条件が成就し契約の効力が失われる(同条2項)。
いずれの条件が付されていても、条件の成否未定の間は、条件成就によって生ずる利益は保護される(同法128条、130条)。

停止条件付宅地

ある一定の条件が発生したことで効果が生まれる契約のこと。
例えば、建築条件付き土地の売買契約では、その土地の上に建てる住宅の建築請負契約が締結されることで、土地そのものの売買契約の効力が発生することになる。
また、借地権付き土地の場合は、地主の承諾を受けることで借地の売買契約の効力が発生する。
売買契約を締結していても、それに関わる条件が発生するまでは、売買契約そのものの効力が発生していなため、その時点で不動産仲介会社等から仲介手数料を請求されても支払う必要はない。

ディスポーザー

調理時に出る生ゴミを機械で粉砕し、排水とともに下水道へ流し込んで捨てる装置のこと。
キッチンのシンク下に取り付ける。
ただし、下水処理の負荷が大きくなったり、下水道設備の不完全な建物や地域では詰まる原因になったりするので、設置を禁止している自治体も少なくない。

抵当権

債務者または第三者(物上保証人)に用益させたままで、債務の担保として提供した不動産等について、優先弁済を受ける担保物権のこと(民法369条以下)。
優先弁済は、通常民事執行法に従い換価(任意競売)によるが、破産の際は別除権(破産法92条以下)、会社更生では更生担保権(会社更生法123条等)によって行う。
抵当権者は目的物の交換価値だけを確保し、設定者に使用収益権を留保することから、生産財について最も合理的な担保とされ、不動産に限らず、特別法により、 鉄道財団(鉄道抵当法)、工場財団(工場抵当法)、航空機(航空機抵当法)、船舶(商法848条以下)、自動車(自動車抵当法)、建設機械(建設機械抵当法)等を対象とする抵当権もある。

TES

Thin and Economical Systemの略で、ガス温水冷暖房システムのこと。
バルコニーなどに大型ガスボイラーを設置し、水まわりへの給湯と各居室への冷暖房機に温水を送って、冷暖房や除湿をする。

手付金

売買、賃貸借等の契約に際し、当事者の一方から相手方に対して交付される金銭その他の有価物のこと。
手付には、契約の成立を証する証約手付、手付を交付した者はそれを放棄し、相手方はその倍額を償還して契約を解除することを認める解約手付、手付額を債務不履行の際の損害賠償額の予定または違約罰とする違約手付がある。
どの手付であるかは当事者の意思によって決められるが、いずれの際にも、証約手付の意味がある。
民法は、当事者の意思が不明のときは、解約手付と解することとしている(民法557条)。
宅建業者が売主として受け取る手付は解約手付である(宅建業法39条2項)。
なお、契約の際内金と表示されても解約手付と解されることがある。
手付金は、契約が約定どおり履行されるときは、一部弁済として取り扱われることとなる。

手付金等の保全措置

買主が手付金等を売主に払った後で、売主の倒産などで物件の引き渡しができなくなった際、支払った手付金等を返還してもらえる措置のこと。
不動産の売買契約で、代金の全部または一部として授受される金銭で、契約を交わした日から物件を引き渡してもらうまでの間に手付金中間金内金などの名称で支払ったものを手付金等と呼ぶ。
不動産会社が売主となって、未完成物件を売買する際には代金の5%または1,000万円を超える手付金等、すでに完成した物件を売買する際には代金の10%または1,000万円を超える手付金等が支払われる際、その全額に対して保全措置を講じなければならない。
具体的には、金融機関や保険会社との間で保証委託契約か保証保険契約を結んで保全措置をとる。

デッドスペース

設計・プラン上、どうしてもできてしまう、利用するのが難しい空間のこと。

テナント

本来は、土地や建物の賃借人や賃借権保有者の意味だが、主にオフィスビルやマンションが賃貸している事務所や店舗、その借主のことのこと。

デベロッパー

都市開発・再開発、住宅地の造成や開発、建売住宅やマンション、別荘などの建設・分譲を行う会社(土地開発業者)のこと。
公社などの公共デベロッパーとある程度規模のある不動産会社、ゼネコン、商社、電鉄会社などの民間デベロッパーがある。
分譲マンションの売主をデベロッパーと呼ぶことが多い。

テラス

ダイニングやリビングから直接出入りできるようにした、庭先に向いた広めのバルコニーのこと。
部屋と庭とをつなぐ中間的スペースで、石やコンクリートブロックを敷いて庭より一段高くしている。
このテラスの上に設けた木の甲板がウッドデッキ。

テラスハウス

低層の連棟式住宅で、各住戸の敷地や庭は各住戸が単独で所有しているもの。

テラゾー

大理石や花こう岩を粉砕した粉をセメントや樹脂と練り混ぜ、なめらかに磨いて大理石のような美しい模様に仕上げた人造石のこと。
天然石に比べ安価で、耐久性があり、手入れも簡単。
ただし、酸や熱には弱い。

テレビモニター付ドアホン

インターホンにテレビカメラを取り付け、住まいの中から外の様子や訪問者の顔を見ることができる装置。
マンションでは、より安心なセキュリティ対策を実現するため、エントランスにオートロックを設置したテレビモニター付オートロックシステム採用が増えている。

DEN

巣、ほら穴を意味する英語DENからきた言葉で、書斎や趣味を楽しむための部屋という意味で用いられる。
特に広さや形の基準はなく、隠れ家的な用途を持つ部屋。

電気温水器

電気料金が安くなる深夜電力を利用して湯を沸かし、貯湯槽に蓄えておいて炊事や洗面、入浴など給湯に利用する機器のこと。

電気調理器

電気で熱くなるヒーターに、鍋底を密着させて調理する調理設備のこと。
直火のガスと違って、煮こぼれによる立ち消えの心配がなく、部屋の空気を汚すこともない。

電車・バス等の所要時間

不動産の表示規約では、電車・バス等の所要時間の表示基準を定め(同規約12条7号)、

  1. 乗換えを要するときはその旨
  2. 特急・急行等の種類
  3. 特急料金等の特別料金を要するときはその旨
  4. ラッシュアワーと平常時の所要時間が著しく異なるときはその旨
  5. 運行本数が著しく少ないときはその旨

を明示することを義務づけている。
所要時間はダイヤグラムに従い表示するが、乗換え時間や待ち時間は含まれない。
なお、通勤時間帯に運行されていない特急列車等による所要時間だけの表示は許されない。

天井

tenjyou
躯体を隠し、断熱、遮音、防塵などの役目を果たし、配管や配線を通すスペースでもある。
建築基準法では、居室の天井高は2.1m以上とされているが、2.4m以上あると、部屋が広々と感じられる。
天井の主な種類には

  1. 船底天井
  2. 竿縁(さおぶち)天井
  3. 格(ごう)天井
  4. 勾配天井
  5. 掛込み天井

などがある。

電線の地中化

電線や電話線を地中に埋めること。
電柱がなくなり、家並みがすっきりと美しく見える。
コンクリートで上下水道などとの共同溝を作り、その中に電線や電話線を通す。

伝統工法

第二次大戦以前から行なわれてきた日本古来の工法のこと。
現代ではこの伝統工法による木造住宅は極めて少なくなりつつある。
伝統工法は、布基礎を用いないこと、筋かいではなく貫で壁の強度をつくること、柱をあらわにする真壁を採用することなど、現代の一般的な木造住宅とは大きく異なる特徴を有している。

天板

ダイニングテーブルやキッチンカウンターなどで、一番上に乗せられた大きな板のこと。
天然木の一枚板や集成材、突き板などがある。
また、天板の端部分の処理の仕方によって、「両耳付き天板」(両サイドの端が丸みを帯びた形に加工されているもの)、「片耳付き天板」「耳なし天板」などの種類がある。

天袋

tenbukuro

天袋には2つの意味がある。

  1. 天井面に付いた形の吊り戸棚のこと。地袋と対応する語。
  2. 和室の押入れの上部に設置されている収納スペースのこと。

天窓

天井や屋根に設けられた開口部で、採光のために設けられるもの。
トップライトともいう。
壁面に設ける窓より採光量に優れ、建築基準法上の有効採光面積を算定する際には3倍の面積に換算される。
部屋全体を明るくしたい時や、大きな窓がとれない、日当たりが悪いなど採光上の問題を抱えた住宅に用いられる。

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