「よ」で始まる不動産用語

42条2項道路

建築基準法第42条第2項の規定により、建築基準法上の道路とみなされる道のことを2項道路と呼び、建物が建ち並んでいる幅員4メートル未満の道路で特定行政庁の指定した道路。
現行の建築基準法の規定では、都市計画区域において敷地が4メートル以上の道路に接していないと原則として建物を建てることはできない。
建築基準法第42条第2項の規定は、建築基準法施行前の要件を満たさない敷地を救済するための規定。

4時間日照

住宅金融公庫の融資対象になる住宅の条件のひとつ。
太陽の高度が一番低くなる冬至の日に、主な居住室の日照時間が4時間(北海道は3時間)以上確保されること。
ただし、第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域、第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域が4時間以上で、それ以外の地域は2時間以上となる。
商業系や工業系の地域では日照が重視されていない。

要役地

地役権が設定されている際において、利便性を高めようとする土地(すなわち自分の土地)のこと。
例えばA氏が、自分の所有地から公道に出るために、B氏の所有する土地を通行しようとして、B氏の所有地の一部について通行地役権を取得し、通行路を作ったとする。
このときA氏の所有地は、通行路の開設によって利便性を高めているので、A氏の所有地は要役地である。

要介護・要支援認定

介護保険のサービスを受けられる状態かを判定して、介護の必要度合いを6段階で認定すること。
ケアマネジャーが家庭を訪問して、心身の状態を聞き取って調査票に記入し、コンピュータや医師の意見書で判定する。
その後、介護認定審査会によって審査判定を受け、正式に要介護認定となる。

ようかん型マンション

建物に凹凸がなく、シンプルな形状のマンションのこと。

洋小屋

漆喰壁などの左官仕上げのひとつ。
斜材を小屋組に組み入れ、水平方向の力に対して強い構造にしたもの。
ツーバイフォー工法(2×4工法)の木造建築物などで用いられる。

養護老人ホーム

特別養護老人ホームに入所するにいたらない程度の要介護状態にある65歳以上の高齢者や、経済的に困窮している65歳以上の高齢者を受け入れるものである。

養生

コンクリートやモルタルを流した後、十分な強度を出すための処理。
または、建物や設備の工事中や完成後に、キズや汚れがつかないようシートで覆ったり、工事現場で災害防止のための処理を施すこと。

容積率

敷地面積に対する延床面積の割合のこと。
都市計画と用途地域の指定によって上限が定められている。
例えば、容積率200%の地域で敷地面積150平方メートルの際、150平方メートル×200%=300平方メートルとなり、延床面積300平方メートルまでの建物が建てられる。
ただし、前面道路が12m以下の際は、用途地域によって一定の規制を受ける。

容積適正配分型地区計画

良好な都市環境の形成に配慮しつつ、必要に応じて地区計画または沿道地区計画において区域を区分し、地区内の総容積の範囲内で容積の適正な配分を行うこと。

要素の錯誤

法律行為の重要部分のこと。
これに関して錯誤がある際には、民法第95条により意思表示をした本人を保護し、法律行為を原則的に無効としている。

用途緩和型地区計画

市町村が条例において、建築物等の用途の制限を緩和することができる制度。
用途地域における用途の制限を補完し、集落地区計画を除く地区計画等の区域の特性にふさわしい土地利用の増進等の目的を達成するために必要と認める際において、国土交通大臣の承知を得る。

用途地域

周辺環境を知る目安ともなる。
建築基準法によって建築できる建物の種類、用途、容積率、建ぺい率、日影等について制限する地域のことで、12種類がある。

用途別容積型地区計画

建築物に係る容積率制限が、都市計画において指定された容積率の最高限度の最大1.5倍まで緩和される制度。
第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域、近隣商業地域、商業地域または準工業地域内に存在する集落地区計画を除く一定の地区計画の区域内が該当する。

擁壁

切土や盛土部で斜面の土が崩れるのを防ぐために設けられる壁のような構造物のこと。
コンクリート、石、ブロックなどの素材があり、積み方は矢羽積みが強い。
水捌けをよくする裏込め石や水抜き穴を適切な場所に設けるなど、特に排水処理が重要。

羊毛断熱材

サーモウールとも呼ばれ、調湿性能、空気正常機能、難燃性に優れている内断熱工法に用いられる材料のひとつ。

  1. 調湿性能
    周囲の湿度を50~60パーセントに保ち、結露を予防し、ダニやカビの発生を防ぐとされる。
  2. 羊毛
    空気清浄機能や、ホルムアルデヒドやVOCなどの有害化学物質、二酸化炭素・二酸化硫黄などの吸着力がある。
  3. 難燃性
    昔から今に至るまで、旅客機の床材に使用されていることから見ても自明。

浴室

  1. 和風浴室
    浴槽の他に洗い場が別に付いており、日本ではこれが一般的。
  2. 洋風浴室
    浴槽で体を洗い、他に洗面ボウル、便器が付いていて洗面室としても使える。
    最近はマンション、一戸建てを問わず、すべて工業生産されたユニットバスが主流。
    浴室の広さは、ユニットバスの縦横の大きさによって簡略化して表される。
    1418は140cm×180cm。
    1620は160cm×200cm(=3.2平方メートル)で1坪に近いので1坪タイプともいう。

浴室換気乾燥機

浴室の壁に取り付けたり、天井にビルトインして、浴室内に干した洗濯物の乾燥、換気や暖房などを行う装置。
冬の入浴前に予備暖房として使用したり、夏の入浴時にのぼせないように風を送ることもでき、湿気を取り去るため、カビなども発生しにくくなる。

浴室手すり

浴槽の上や洗い場の壁などに設置されている、安全にお風呂に入れるようにつかまる手すりのこと。

浴槽

  1. 和式
    深さ約60cmで、ひざを折って入ると肩までつかれる。
  2. 洋式
    45cmぐらいの浅く長い浴槽で、寝そべるのに近い姿勢で入浴するの。
  3. 和洋折衷式
    和式と洋式中間で、深さ55cm程度のもの。
    素材はFRP樹脂や人造大理石が主流で、他に木製やステンレス、ほうろうなどもある。
    最近では縁を広くしたり、浴槽内部に段差を設けて腰掛けられるようにするなど、バリエーションも広がっている。

予告広告

売り出し物件の存在を早めに周知させるため、実際に販売を始める前に打つ広告のこと。
消費者の反応を見て値付けの参考にするという意味もある。
不動産公取協の表示規約では、予告広告は、分譲宅地、建売住宅、分譲マンション、新築賃貸マンション(アパート)だけに認められている。
広告上に、予告広告であること、価格が未定であること、販売の予定時期、販売開始まで契約や申込ができないことを明記する必要がある。

予告登記

法的な対抗力とは無関係な登記で、将来の登記の訂正に備えて行われる予備登記のひとつ。
登記の抹消や原状回復に関する訴訟が起きている際、裁判所の職権で登記所に嘱託して、既存の売買の無効などの訴訟の事実を公示するために行う特殊な登記のこと。
提起されている訴訟によって登記が抹消されるとは限らないが、紛争中の不動産であることを第三者に知らせて保護するという意味がある。

寄棟屋根

中心棟の両端から4方向の勾配で構成されている屋根のこと。

預託金

ゴルフ会員権やリゾートクラブ会員権を購入する際、クラブへの入会金と一緒に支払うお金のこと。
入会金はひとつの利用権を得るための権利金なので返還されないが、預託金は5~10年程度の据え置き期間の後に、クラブを退会する際に無利息で返還される保証金と同じような性格を持つ。

予定価格

予告広告で表示される価格のことで、一般的には予定最多価格帯として表記される。
予定とはいえ、いったん広告された価格は、高くなっても安くなっても不当表示となる。

予定区域

3年以内に都市計画決定をする地域としてあらかじめ指定する区域のこと。
都市計画法に基づき、乱開発や投機的な土地取引などが起きることを防ぎ、適地を確保して事業を円滑に進めるために設けられた制度。
予定区域内の土地所有者は建築制限がある一方、買取請求権が認められる。

予約

将来において契約を締結するということを、事前に当事者同士で合意すること。
当事者の一方が予約完結権を持つのが一般的。
予約完結権を持っている者が任意に売買契約を締結する権利を持つことになるので、強い権利があるといえる。

予約完結権

予約を本契約へと強制的に移行させる権利のこと。
予約完結権を持つ者が契約を行なう旨の意思を表示をすれば、相手方の承諾を待つまでもなく、契約が自動的に成立する。
なお、売買の一方の予約における予約完結権、再売買の予約における予約完結権は、仮登記によって保全することができる。

鎧壁仕上げ

漆喰壁などの左官仕上げのひとつ。
壁の表面を平らにするのではなく、板を少しずつずらして張り重ねて鎧のように見せる仕上げ方。
南京下見板張りのように、板やシートを重ね合わせながら張ることを鎧張りという。
壁の断面は、いわゆる長押挽きといわれる台形になっているため、雨などが吹きつけたときの水切りが良い。
庇のない土塀などにも用いられることがある。

鎧戸

ガラリ戸ルーバーともいわれる、幅の狭い薄板を一定の間隔で平行に取りつけた扉のこと。
通風や換気をとりながら視線を遮れるように斜め下を向く形で、薄板をつける。
この薄板のことを羽板またはしころ板鎧板という。
外側に付けて雨戸代わりに用いることもあるが、台風などの横から吹き込む風雨は防ぎにくい。
なお、ガラス製の羽板を付けた窓で、羽板の角度を調整できるものをジャロジーという。

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